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オイラの大学時代の教授の専門が旧石器で、相方の専門は縄文の石器なので何となく自分も石器は分かるのです(因みに私の専門は縄文の食)

サイエンスZEROで“ホモ・フロレシエンシス”について特集してましたが、一緒に出てきた石器が面白いなあと素直に感心。
さほど精巧でないような言い方をされてましたが、いやいや見事ですよ。
何たってオイラにゃ作れませんから(笑)


先生のテーマの一つで石器製作の未熟と熟練ってのがあるんです。分かりやすく言うと石器製作にも“上手い・下手”があるってヤツで、ちょっと聞いただけだとそりゃそうだろう思うかもしれませんが学会の定説ではないんですよね。
詳しく書くと専門的な話になり、私では説明しきれないので割愛させて頂きますが、私はその説を支持してます。

オイラ石器に全く興味がなかったんですよ。
時代的に勉強したかったのは縄文で、縄文といえばやっぱり土器なので自分のテーマが決まるまでは製塩土器とか特殊なヤツのレジュメとか作ってました。
興味がないので講義の石器製作技法とかも全く頭に入ってこず・・・(先生すいません)勿論石器を作るどころか石割る事すら出来なかったのですが・・・
相方の石材調査に付き合ったり、石器製作見てる内に自分で石をチョイスして割れるように進化しました。
学生時代に講義を受けて打点がどうこう言われても全く割れなかったのだけど、熟練者(この場合相方)を長年身近で観察していた未熟者(オイラ)が自然と学習出来たという事になります。
私が石を割れるようになるまでにかかった時間は4~5年位になるのですが、生まれてから親の製作工程を見て育った子供が戯れに石を弄って割れるようになるまでもこの位の時間を費やしたと考えると、遺跡で発見される謎の石(意図的な打撃の痕が見られるが何だかよく分からないモノ)も先生の提唱する未熟者=子供の作ではないかとする説は当らずといえども遠からずだなと思うワケです。
奥深いですね。
その後オイラが石器作れるようになったかと言うと作れないんですが。
必要に迫られてないので習得まで行かなかったんですな(死)


そんなワケでホモ・フロレシエンシスの石器にとても感心したのですが・・・
お前と比べんなって話ですね。
お後が宜しいようでm(__)m
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